探偵業・興信所に関する苦情件数
2016年4月1日〜2017年3月31日までの探偵業に関する苦情件数が国民生活センターで発表になりました。
前年度に比べて約4,000件増の7,246件となっております。
また、2011年と比べると4倍以上となります。
全日本総合調査業協会では、会員はもちろん非会員の探偵社・興信所に対しても教育・研修を行っております。
また、依頼者や相談者からの苦情・クレームの受付、トラブルにならない為の探偵社の選び方などのご相談も受け付けております。お気軽にご相談ください。
素行調査などを行う探偵業や興信所に関する相談が寄せられています。「調査の内容が不十分」など調査の品質についての不満や、「高額な解約料を請求された」など料金をめぐるトラブルがあります。
なお、2007年6月に「探偵業法」が施行され、探偵業は届出制になりました。また、契約時における探偵業者の義務についても規定し、違反に対する罰則も設けています。
PIO-NETに寄せられた相談件数の推移
相談件数は2017年3月31日現在(2015年度から経由相談の件数を除いています)
最近の事例
・離婚調停中に探偵事業者に妻の浮気調査を依頼したところ、調査がいい加減だった。
・嫁の不貞調査を興信所に依頼したが、頼んだ時間帯の調査をしていない。その分の料金は返金してほしい。
・インターネットで探した興信所に夫の素行調査を依頼したが、報告書もなく「何もわからなかった」と言われた。騙されたと思うので返金してほしい。
・息子がアダルトサイトに入ってしまい高額な請求を受けたので、探偵に処理を依頼してしまったがおかしいと思い始めた。解約可能か。
・別れた男性と復縁したくて探偵業者に身辺調査を依頼したが、対応が不満なので解約すると伝えた。業者は返金に応じないばかりか、追加の違約金が発生すると言う。どうしたらよいか。
・スマートフォンでアダルトサイトを閲覧したら会員登録になり、退会希望をタップすると電話がつながった。「お金を振り込まないと被害届を出す」と言われ、怖くなり、ネットで調べた消費生活センターに依頼したつもりが、有料の探偵事業者だった。解約したい。
・スマートフォンでアダルトサイトをクリックしたら、登録画面に切り替わってシャッター音が鳴った。ネットで調べた相談窓口に連絡し、口頭で解決を依頼してしまったが、後から探偵業者だとわかった。断りたい。
・携帯電話にアダルトサイトの未納料金請求メールが届いた。相談しようとインターネットで検索し、公的機関だと思って見つけた探偵業者と契約し、料金を支払ってしまった。今後がどうなるか心配だ。
・インターネットで調べた興信所に電話をかけて夫について相談をすると、明日までに戸籍謄本を取ってくるように言われた。断ることはできるか。
・パソコンのアダルトサイトに登録されたため、インターネットで見つけた探偵業者に相談した。契約書が届いたが、電話で説明された料金より高く請求された。不満だ。
※「最近の事例」は、相談者の申し出内容をもとにまとめたものです。